プラモ塗装用にコンプレッサーを買った
模型製作歴は16年ぐらいです。
どうも、鷹島です。あ、転職しました(3ヶ月ほど前)。
模型塗装用のコンプレッサーを購入した
表題の通り、コンプレッサーを購入しました。
購入したのは下記。
タミヤのコンプレッサー、 レボ II。
タミヤ エアーブラシシステム No.42 スプレーワーク HG コンプレッサー レボ II 74542
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2012/01/28
- メディア: おもちゃ&ホビー
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コンプレッサーとは
そもそも、「コンプレッサー」とはなんぞ?ということについて素人なりに解説。
まず塗装の種類についてざっくりまとめよう。
塗装の種類
模型の塗装は大きく分けて2種類ある。
- 筆塗り塗装
ご存知の通り、毛をまとめた束に液体を染み込ませて塗りたくり、液体をプラモデルに付着させる塗装方法。
一番単純でイニシャルコストが低く(安いものだと100均で揃えられる)、作り手の技術を必要とする。筆塗り技術があれば、1円玉ぐらいの規模の最も細かで繊細な塗装ができる技法。
何も考えずに重ね塗りすると塗りムラが出やすいも特徴。
- 吹付け塗装
圧縮された空気と共に塗料をプラモデルに吹き付け、プラモデルに塗料を付着させる塗装方法。 缶スプレーやエアブラシを使った塗装がこの方法。
1円玉より大きい一定規模を均一に塗ることに長けており、ムラが起こりにくい。
導入には最低でも下記の2装置が最低でも必要で、筆よりもイニシャルコストが高い(2つそろえるとすると、安くて6000円、大手で揃えて30000円程度か)。
- 空気を出したり止めたりするための装置(エアブラシのハンドピース)
- 塗料を吹き飛ばすための空気を作り出す装置(コンプレッサー:圧縮装置)
と、いうことで、プラモデル塗装において吹付け塗装するためにはスプレー缶やハンドピース&コンプレッサーが必要なわけだ。
私はハンドピースは持っていたがコンプレッサーだけ持っていないという状態であったため「まあこの先長い付き合いになるだろうし買おっか」となったのだ(一応、コンプレッサーの代わりにガスだけ詰まったスプレー缶もあるのだが、圧力が安定しないらしいのでコンプレッサーを選択した)。
購入したレボⅡについて
使ってみて2, 3回ぐらいしか経っていないが、所感。
- 長所
模型大手メーカーのタミヤ製。16078円で購入したが、エアー供給は安定しながらも、大手他社では安価。ていうか今Amazon見たら14994円に値下がりしてんじゃねえか。
塗料カップ1杯分ぐらいの塗装であれば100%安定してできる(そりゃそうか?)。電源を入れて塗料をカップに注いでるだけで、塗装できるだけの圧力のエアーがすぐに出せる。
コンパクトタイプのコンプレッサーのため、サイズは185×90×185と500mlペットボトル横置き2本を縦に並べた程度と場所をとらず小さめ。重量約1.2kgと軽い。
標準で静音マットが付属しており、その上で運用する分には稼働音はうるさくない。ちょっと大きめのテレビの音ぐらいか?スピーカーで音楽をかけるような人ならボリュームが少し上がりそうか。
少なくとも近所迷惑にはならなそう。一切響かない、というわけにはいかないだろうが、夜9時に使っても隣人は「ん、どっかでなんかやってる?」ぐらいの感覚だろう。
私はスピーカーで音楽を聞きながら塗装してたし、そこらへんは大人しめかと思う。
- 短所
エアーの圧縮タイミングが電源のON/OFFでしか操作できない。
もっと上質なコンプレッサーであれば、エアータンクの圧が一定に達したところで圧縮が止まり静まる。が、このレボⅡは圧縮した空気は貯めておけず、塗装中は常に稼働し続けることになる。塗料を吹きつけない一瞬も、だ。
吹いていないときはなるべく静まって欲しいという場合は要注意。
エアーの圧が指定できない。
そこまでの知識が私にはないが、粒子が荒い塗料を使う場合には多分圧が必要だと思う。レボⅡのみでは測れないし、調節もできない。
付属のエアブラシ掛けの位置が固定されている。エアブラシ掛け用パーツの穴が片側にしかないため、「使用者の右側にコンプレッサーを置いて、右手でピースを操作する」人向けである。作業環境はよくよく考慮してほしい。Amazonの商品写真に写っていない側には穴が一切無いのだ。
私(右利き)は電源の関係でレボⅡを左側に置いているが、エアブラシ取りにくくてしゃーない。まあ、運用でカバーできるが……できるけどさぁ……。
- 総評
初めてのコンプレッサー向き。
音は比較的静かでサイズも小さく、週末ちょこっと塗装するような人にちょうどよいか。標準機能(ちゃんとエアブラシ塗装ができるエアーの圧縮ができるか)は備わっているし、付属品でハンドピース置きがついてるのは個人的にありがたかった。
ガッツリ長時間塗装したり、エアーの圧を調整したり、エアータンクにエアーを備蓄して適宜静かになってほしい、といった上級者向けの機能はない。大人しくもっとお金を積んでクレオスのL5とかL7とか買おう。
以上、プラモの趣味のためのちょっと高いお買い物をしたよ、という話。
今回はここまで。