鷹式の切れない剣 -2nd blade-

根暗メガネが送る日記

プラモ塗装用にコンプレッサーを買った

模型製作歴は16年ぐらいです。

どうも、鷹島です。あ、転職しました(3ヶ月ほど前)。

 

模型塗装用のコンプレッサーを購入した

表題の通り、コンプレッサーを購入しました。

購入したのは下記。

 

タミヤのコンプレッサー、 レボ II。

タミヤ エアーブラシシステム No.42 スプレーワーク HG コンプレッサー レボ II 74542

タミヤ エアーブラシシステム No.42 スプレーワーク HG コンプレッサー レボ II 74542

 

 

 

コンプレッサーとは

そもそも、「コンプレッサー」とはなんぞ?ということについて素人なりに解説。

まず塗装の種類についてざっくりまとめよう。

 

塗装の種類

模型の塗装は大きく分けて2種類ある。

  1. 筆塗り塗装

ご存知の通り、毛をまとめた束に液体を染み込ませて塗りたくり、液体をプラモデルに付着させる塗装方法。

一番単純でイニシャルコストが低く(安いものだと100均で揃えられる)、作り手の技術を必要とする。筆塗り技術があれば、1円玉ぐらいの規模の最も細かで繊細な塗装ができる技法。

何も考えずに重ね塗りすると塗りムラが出やすいも特徴。

 

  1. 吹付け塗装

圧縮された空気と共に塗料をプラモデルに吹き付け、プラモデルに塗料を付着させる塗装方法。 缶スプレーやエアブラシを使った塗装がこの方法。

1円玉より大きい一定規模を均一に塗ることに長けており、ムラが起こりにくい。

導入には最低でも下記の2装置が最低でも必要で、筆よりもイニシャルコストが高い(2つそろえるとすると、安くて6000円、大手で揃えて30000円程度か)。

  • 空気を出したり止めたりするための装置(エアブラシのハンドピース)
  • 塗料を吹き飛ばすための空気を作り出す装置(コンプレッサー:圧縮装置)

 

と、いうことで、プラモデル塗装において吹付け塗装するためにはスプレー缶やハンドピース&コンプレッサーが必要なわけだ。

私はハンドピースは持っていたがコンプレッサーだけ持っていないという状態であったため「まあこの先長い付き合いになるだろうし買おっか」となったのだ(一応、コンプレッサーの代わりにガスだけ詰まったスプレー缶もあるのだが、圧力が安定しないらしいのでコンプレッサーを選択した)

 

購入したレボⅡについて

使ってみて2, 3回ぐらいしか経っていないが、所感。

 

  • 長所

模型大手メーカーのタミヤ製。16078円で購入したが、エアー供給は安定しながらも、大手他社では安価ていうか今Amazon見たら14994円に値下がりしてんじゃねえか。

塗料カップ1杯分ぐらいの塗装であれば100%安定してできる(そりゃそうか?)。電源を入れて塗料をカップに注いでるだけで、塗装できるだけの圧力のエアーがすぐに出せる。

 

コンパクトタイプのコンプレッサーのため、サイズは185×90×185と500mlペットボトル横置き2本を縦に並べた程度と場所をとらず小さめ。重量約1.2kgと軽い

 

標準で静音マットが付属しており、その上で運用する分には稼働音はうるさくない。ちょっと大きめのテレビの音ぐらいか?スピーカーで音楽をかけるような人ならボリュームが少し上がりそうか。

少なくとも近所迷惑にはならなそう。一切響かない、というわけにはいかないだろうが、夜9時に使っても隣人は「ん、どっかでなんかやってる?」ぐらいの感覚だろう。

私はスピーカーで音楽を聞きながら塗装してたし、そこらへんは大人しめかと思う。

 

  • 短所

エアーの圧縮タイミングが電源のON/OFFでしか操作できない。

もっと上質なコンプレッサーであれば、エアータンクの圧が一定に達したところで圧縮が止まり静まる。が、このレボⅡは圧縮した空気は貯めておけず、塗装中は常に稼働し続けることになる。塗料を吹きつけない一瞬も、だ。

吹いていないときはなるべく静まって欲しいという場合は要注意。

 

エアーの圧が指定できない。

そこまでの知識が私にはないが、粒子が荒い塗料を使う場合には多分圧が必要だと思う。レボⅡのみでは測れないし、調節もできない。

 

付属のエアブラシ掛けの位置が固定されている。エアブラシ掛け用パーツの穴が片側にしかないため、「使用者の右側にコンプレッサーを置いて、右手でピースを操作する」人向けである。作業環境はよくよく考慮してほしい。Amazonの商品写真に写っていない側には穴が一切無いのだ。

私(右利き)は電源の関係でレボⅡを左側に置いているが、エアブラシ取りにくくてしゃーない。まあ、運用でカバーできるが……できるけどさぁ……。

 

  • 総評

初めてのコンプレッサー向き。

音は比較的静かでサイズも小さく、週末ちょこっと塗装するような人にちょうどよいか。標準機能(ちゃんとエアブラシ塗装ができるエアーの圧縮ができるか)は備わっているし、付属品でハンドピース置きがついてるのは個人的にありがたかった。

 

ガッツリ長時間塗装したり、エアーの圧を調整したり、エアータンクにエアーを備蓄して適宜静かになってほしい、といった上級者向けの機能はない。大人しくもっとお金を積んでクレオスのL5とかL7とか買おう。

 

 

以上、プラモの趣味のためのちょっと高いお買い物をしたよ、という話。

今回はここまで。